子どもの指しゃぶりの癖がなおらずに悩んでいる親御さんも多いでしょう。
声かけをしたり、遊びで夢中にさせたりしても気づけば指が口の中に…。
そんな悩みを解決してくれるかもしれないのが「ゆびたこ」の絵本です。
我が家でも姉妹が1歳と3歳の頃から読み聞かせていました。
絵本で指しゃぶりが治るの?
子どもの指しゃぶりが治らなくて困った…
ゆびだこの絵本が怖いってトラウマになったりしない?
そんな人たち向けに、「ゆびたこ」絵本を使った実体験を紹介していきます。
結果としては、我が家の1歳児は指しゃぶりを止められました!
けれど、3歳児は止められませんでした。
ただ、3歳児も止めようとする発言や姿勢は見えたので、もう少しで止められるかなと思っています。
「ゆびたこ」の絵本を読むと、子どもが指しゃぶりを意識して止めるきっかけになります。
無意識で吸っていたり、止めようと思っていなかった指しゃぶりへの意識が変わることで止めるきっかけになるのです。
指しゃぶりで悩んでいる親御さんは、一度読んであげるとすんなり止めてくれるかもしれません。
ゆびたこの絵本は指しゃぶりに困る親に人気
ゆびたこの絵本はくせさなえさんが書いた絵本です。
主人公は小学生になる女の子で、指しゃぶりをやめられずにいました。
ある日、その女の子の「ゆびだこ」が話し始めることでお話が進みます。
「ゆびだこ」を怖がる女の子は自分で指しゃぶりを止めることを決めて、頑張っていきます。
しかし、そんな女の子に「ゆびだこ」は指を吸ってくれと頼み続け 最後には…。
といった内容になっています。
「ゆびだこ」の独特な絵は大人でも、1度読んだら印象に残る作品です。
また、指しゃぶりを止められる絵本として人気を集めています。
ゆびだこの絵本で指しゃぶりを止められる人が多い
ゆびたこの絵本で親の声かけの仕方が遊びになる!
「ゆびたこ」の絵本を読むと、親から子どもへの声掛けが変わります。
指しゃぶりしていると「ゆびたこ」きちゃうよ!
女の子も指しゃぶり止めてたね
「ゆびたこ」にバイバイしようね
こうした物語に近づけた声掛けをすることで、子どもも素直に受けとめやすくなります。
物語を通して、「ゆびしゃぶり」という行為を意識してくれるので止めようという気持ちも生まれやすいです。
「ダメだよ!」などの強い言葉を使う必要がないので、親も気楽に声掛けができるので精神的にも楽になります。
ここからは、我が家で「ゆびたこ」の絵本を読んだ実体験を紹介していきます。
1歳の娘は指しゃぶりを止められた!
1歳の娘は、「ゆびたこ」の絵本が大好きで毎日のように読んでいました。
物語に合わせて指しゃぶりをするフリをしたり、「ゆびたこ」にバイバイもします。
純粋な絵本として楽しんでくれていましたが、指しゃぶりも結果止めてくれました。
初めて読んだときに娘の指にできたタコが「ゆびたこ」だと教えてあげると、急に興味をもったようでした。
それから、しばらくすると声掛けをしなくても自然と指しゃぶりはしなくなりました。
絵本はその後もお気に入りで、もうすぐ2歳の今でも楽しく読んでくれています。
怖がる様子もなく、むしろゆびたこが登場すると大はしゃぎで喜んでくれています。
自分のゆびだこに興味を持つきっかけになる
3歳の娘は指しゃぶりをやめられなかった…
3歳の娘も「ゆびたこ」の絵本は大好きでした。
「ゆびたこだぞー」と自分でページをめくったり、台詞も真似してくれます。
読んでしばらくすると「ちゅっちゅこ(指しゃぶり)止める!」と宣言もしてくれました。
ただ、最終的には止めた時期もありましたが、元に戻ってしまいました。
止めようという意思を自分で持てたことは前進かなと前向きにとらえています。
おそらく、1歳の娘よりも癖づいてしまった時間が長いのが原因かなと思っています。
もう少し早く、この絵本に出会えたら結果は違ったのかもしれません。
癖が長いと効果が出にくい可能性がある
「ゆびたこ」の絵本は怖いけど、トラウマにはならない?
「ゆびたこ」が指しゃぶり防止に効果があるのは怖い絵本だからでしょうか?
もし、そうであると子どもがトラウマになってしまうのではないか心配になるでしょう。
ただ、私の子ども達は2人とも怖いから止めた訳ではありません。
むしろ、大好きで何度も読むようにせがんだり、キャラクターの真似をして遊んだりしています。
もちろん、ネットの感想を見ると怖がる子がいるのも事実ですが、100%ではありません。
怖がらせて止めさせるわけではないので心配しないでください。
1歳の娘はむしろ「ゆびたこ」の絵本が好き
「ゆびたこ」の絵本を買った当初から1歳に娘はこの絵本が大好きでした。
毎晩、寝る前に読むことをせがまれ、読むとニコニコと笑顔になってくれます。
ゆびたこが登場するネットで怖いと言われる場面でも、嬉しそうにゆびたこにタッチしていました。
絵本を買いに行った本屋でも見つけると持ってくるくらい「ゆびたこ」の絵本が大好きです。
怖いという感想を持つ子が多いと知っていたので、親としては意外な反応でした。
独特な絵のタッチが好きな子は大好き!
3歳は怖い絵本だとは分かる
3歳の娘も「ゆびだこ」の絵本は1歳に妹と一緒に見ていて、怖がる様子はありませんでした。
ただ、ゆびだこが出てくると「こわーい」とニコニコしているので怖い絵本だとは分かるようでした。
おそらく、親がゆびだこ怖いよと教えていたのも影響しているかもしれません。
妹が好きなせいか、妹に読んで聞かせようとする姿も見られ、絵本への関わり方は妹とは違いました。
ただ、やっぱり怖がる様子はずっと見られなかったのでトラウマの心配はなかったです。
成長すると怖い絵本だと理解ができるようになる
「ゆびだこ」絵本で指しゃぶり防止のきっかけ作り
「ゆびだこ」の絵本に指しゃぶり防止効果があるかというと、個人差が大きいです。
ただ、その止められる理由は怖いからだけではありません。
怖がらないから止めないかも…
と、考えずにお話を通して指しゃぶりは止めるものなんだ、という意識を持つことが大切です。
絵本なら子どもも楽しみながら、指しゃぶりに意識を向けることができます。
ただ親が「指しゃぶりだめだよ!」という関わり方をするのではなかなか効果は出ません。
絵本の台詞を使ったり、「ゆびだこ」の絵をシールに書いて指に貼ってみてもいいかもしれません。
せっかくなら楽しみながら指しゃぶりを止められたら、親の負担も少なく済むはずです。